Yugen Sekai no Ainsofu Raw
【吸血鬼】呪いを受けて復活した死者にして人の生き血を糧にする怪物。呪いの起源は、未だ解明されていない―――。 吸血鬼と人類の大戦乱が終結した世界。それでも各地では吸血鬼による大小様々な事件が起こっていた。 狩人協会の調査員であり、吸血鬼の父を持つアイン・ソフは人間と吸血鬼の両方を救うため、それらの事件解決にあたっている。 アゼリア領での一件後、家へ帰宅したアインにユラはある相談をする。 ある日ユラはアインがオーナーを勤める「記憶の記録社」内の工房で、荷物運びを率先して手伝った。しかしそれを見たメイの父親である社長に、今後工房に立ち入ることを禁じられてしまったのだ。アインはユラの話を聞き、彼女とバンとバンの妹を連れ、「記憶の記録社」にあるメイの塾へ行く。 そこでまずアインはバンに最低限の読み書きができるよう塾に通う事を命令する。さらにダリルからユラに吸血鬼の雇用が法律で禁止されていることを伝えられる。ユラはそれを聞きショックを受けるが、塾に通う女子生徒から勇気づけられるのだった。 アインの提案でユラはバンの妹・モモに読み聞かせをすることに。手に取った本はクレイトン社という印刷工房の『ポポルの冒険』というものだった。そこへクレイトン社を解雇された従業員が職を探して「記憶の記録社」を訪れ…!?